感情(情動)
ベネッセ表現読解国語辞典より
人や物事に接して起こる、喜び、怒り、悲しみなどの心の状態
大辞林より
1喜んだり悲しんだりする、心の動き
2【心理】ある状態や対象に対する主観的な価値づけ
一般的には感情と情動ははっきりとは区別されていないようである。しかし、大辞林では、情動を「感情のうち、急速に引き起こされ、その過程が一時的で急激なもの。怒り・恐れ・喜び・悲しみといった意識状態と同時に、顔色が変わる、呼吸や脈搏が変化する、などの生理的な変化が伴う。情緒。」と記載されている。また、多くの心理学の書籍では情動とは、古い脳(主に大脳辺縁系)で行われる感覚刺激への評価の結果起こる生理的反応や行動反応などのことであり、感情とは、体に起こった生理的反応や行動反応を新しい脳の一部である前頭前野(※2)で認識したものと定義され別のものとして扱われている。