コンセプト

存在の理由を明確に定義し、また、同時に展開すべき方向性を示したもの。全体を貫く基本的な概念であり、新たな価値を生み出すための原点でもある。ネットや国語辞典を調べると、“全体を貫く基本的な概念”・“考え方の軸”・“基礎となっている「考え方」”・“企画の枠組み、骨組み”・” それが何者かを定義したもの“など様々な定義が記載されている

「仏作って魂入れず」ということわざがある。せっかく仏像を制作しても、その仏に魂を入れなくては、ただの木や土や石にすぎない。もっともだいじなことを、おろそかにすることをいう意味である。

コンセプトは動詞conceiveの名詞形で、語源はcon(完全に)+ceive((体内に)取り入れる)である。コンセプトとは、このことわざで言う「魂」に当たる言葉なのだと言える。まさに“正”なのか“邪”なのか、優れた存在なのか、そうでないのかは、吹き込まれた「魂(いのち)」次第である。

コンセプトは企画であれ製品であれ、その存在のあり方を決めるモノだ。

コンセプトの5条件

1.商品・サービスの受け手が誰か、具体的に見える

2.受け手にとっての実用的・感情的価値をガイドする

3.ビジネス活動上の、思考や行動そして領域の具体的指針となる

4.作り手から受け手まで、すべてのビジネス展開に一貫性と整合性を生み出す

5.結果として、戦略的差別化が図れている

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