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 管理(control)

「よい運営状態が保たれるように取り仕切ること」(ベネッセ表現読解国語辞典) 管理という言葉自体は管轄辨理(かんかつべんり:与えられた権限によって一定範囲を支配すること)から生まれ、日本でも江戸時代から使われている。 管:司る、枠をはめた中のものを取りまとめる。 (漢字源) 理:納める。きちんと筋道をたてる。 (漢字源) 経営の現場では、コントロール(control:支配、統制、抑制など)の訳語として使われるようになった。 なお、最近は管理という言葉に変わってマネジメントが使われるようになったが、管理≒マネジメントではない。 なぜなら”管理”が一定の状態を保つという意味合いが強いのに対し、”マネジメント”は逆に状況に対応し最適になるよう自分の状態を変化させるという意味合いが強い言葉だからである。。 これは品質管理を意味合いがTQCからTQMへ変化したことを考えると分かりやすいだろう。 TQC(トータルクオリティーコントロール)⇒一定の品質を保つこと TQM(トータルクオリティーマネジメント)⇒ニーズに合わせ品質を変えて行くこと 当然、“管理職”と“マネジメント職”では求められる役割は違っており、部下への教育の仕方や指示の出し方は変わってくる。 関連:マネジメント ガバナンス

 感情(情動)

ベネッセ表現読解国語辞典より 人や物事に接して起こる、喜び、怒り、悲しみなどの心の状態 大辞林より 1喜んだり悲しんだりする、心の動き 2【心理】ある状態や対象に対する主観的な価値づけ 一般的には感情と情動ははっきりとは区別されていないようである。しかし、大辞林では、情動を「感情のうち、急速に引き起こされ、その過程が一時的で急激なもの。怒り・恐れ・喜び・悲しみといった意識状態と同時に、顔色が変わる、呼吸や脈搏が変化する、などの生理的な変化が伴う。情緒。」と記載されている。また、多くの心理学の書籍では情動とは、古い脳(主に大脳辺縁系)で行われる感覚刺激への評価の結果起こる生理的反応や行動反応などのことであり、感情とは、体に起こった生理的反応や行動反応を新しい脳の一部である前頭前野(※2)で認識したものと定義され別のものとして扱われている。

 ガバナンス(governance)

企業統治と訳されることが多いようである。 確かに和英辞典では次のように書かれている。 1.(国家の)統治(法) 2.(企業・組織などの)運営(方法)、管理 ガバナンス(governance)は動詞governから派生した名詞であるが、governの原義は「船の舵を取る」である。同じ派生名詞にガバメント(government:行政府、政治体制など)がある。 1の統治(支配し治めること)の意味で使われることが多い言葉であるが、個人的には原義から考えると舵取り=導くことなので、この言葉を“適切な目的地に向かって導くこと”と2の運営の意味で使っていることが多い。 今の時代は、昔のようにみんなが同じ目的地(goal)に向かうのではなく、個々の企業独自のgoalを設定していかなければ生き残れなくなっている。 例えば、昔は“儲けるために、会社を大きくする”と当たり前のように言われていた。しかし、今は、利益率を上げるため組織を縮小することは有効な経営判断であるし、同じ会社を大きくすると言っても一つの事業で規模の経済(スケールメリット)を追い求めるのではなく、様々な事業を組み合わせ多角化することで会社全体の安定化が求められていることもある。 企業に応じた適切なゴール設定をなされていること。そして適切な舵取りがなされていることが今後ますます重要になってくる。 関連:管理 マネジメント

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